FIREして5ヶ月。いちばん困ったのは、お金でも暇でもなく「で、何する?」でした。
ドラム、サウナ、己書(書道)……思いつくものを試しては、どれもしっくり来ない。
やりたいことって、気合いで探しても見つからないんですよね。
そんな私がやりたいことにたどり着けたきっかけが、人生を1枚に棚卸しする「FINDマップ」です。
この記事では、実物を見せながら作り方を解説します。
ゆる山この記事のとおりに書けば、1枚できあがります。テンプレも置いてるので、持って帰ってください🏕
FINDマップとは?まず完成形から


これが私のFINDマップです。
FINDとは「お金の自由を手に入れたあと、進む方向を選び直すこと」。詳しくはFINDとは?の記事で書きましたが、FINDは「探すぞ!」と気合いで見つかるものではなくて、自分の過去と現在から、じわっと滲み出てくるものです。
FINDマップは、その「滲み出させる」ための道具。枝はたった4つです。
- 原点:時間を忘れて打ち込んだこと(過去)
- いま:ためしたことと、その結果(現在)
- これから:手放すもの・やってみたいこと(未来)
- なぜ:深掘りのはしご
準備するもの(ツールはMindMeisterがおすすめ!)
自分だけで振り返るなら、紙とペンで十分です。
デジタル派なら、マインドマップツールが便利です(私はMindMeisterを使っています。枝の移動や書き足しがラクなので)。
真ん中に自分の名前を書いて、枝を4本。これで準備完了です。



MindMeisterには共有機能があって、人からアドバイスをもらう時に便利なんです。
MindMeister用のテンプレ、ダウンロードできるので使ってみてください。


質問テンプレート(手書き用)
各枝に添える「問い」まで含めたテンプレがこちらです。そのまま使ってください。
- 原点(時間を忘れて打ち込んだこと)
・子どもの頃〜社会人で夢中だった記憶ならなんでも
・「何が楽しかった?」「(あれば)やめた理由」まで書くと深まる
・困ったら「小中高のころ、放課後なにしてた?」から - いま(最近ちょっと楽しいこと・ためしたこと)
・ためしてみたこと/人に喜ばれたこと
・やってること+「実際どうだった?」まで正直に
・ためしたけどダメだったことも書く - これから(手放すもの・やってみたいこと)
・もうやりたくないこと(消去法も立派なFIND)
・「もしもお金も時間も全部自由なら?」 - なぜ(深掘りのはしご)
・気になる枝をひとつ選んで「なんで?」を3回重ねる
枝①「原点」——時間を忘れて打ち込んだこと
1本目は過去です。子どもの頃から社会人まで、夢中になった記憶を書き出します。
コツは、できごとだけで終わらせず「何が楽しかったか」と「やめた理由」まで書くこと。
私の場合、地元のだんじり祭りに本気で打ち込んでいて、綱長や団長といった役職をずっとやっていました。ところが「何が楽しかったか」を書いていくと、気づいてしまったんです。自分はリーダーというより、サポート向きだった。みんなが支えてくれていたからやれていたんだと。
この気づきは、書く前には持っていませんでした。書くから見えてくるんです。



かっこ悪い記憶もそのまま書いてください。私は「女の子にチヤホヤされたくてドラムを始めた」って書いてます(笑)正直に書くほど、あとで効いてきます。
枝②「いま」——ためしたことと、その結果
2本目は現在。最近楽しいこと、ためしてみたことを書きます。
ここで大事なのは、うまくいったことだけじゃなく「ためしたけど、あんまりだったもの」も必ず書くことです。
私の「あんまり」リストは、サウナ、ドラム、書道、読書。FIRE直後に試したものがことごとく並びました。でも、並べてみて初めて共通点が見えたんです。
ぜんぶ、ひとりでやるものだった。
逆に楽しかったのは、家族でやる畑、コミュニティで人の反応が返ってくる瞬間。「自分は人とワチャワチャしてないとダメな人間なんだ」——この発見をくれたのは、ハズレの記録のほうでした。ハズレも資産です。
枝③「これから」——手放すもの・全部自由なら
3本目は未来。やってみたいことに加えて、手放すものを書きます。「もうやりたくないこと」を決めるのも、立派なFINDです。
私が手放すと決めたのは「見せかけの数字(インプレッションやいいね)を追うこと」「比べること・煽ること」。書いてみると、自分の発信の軸がはっきりしました。
もうひとつおすすめの枝が「もしもお金も時間も全部自由なら?」。制約を外して書くと、本音が出ます。私はここに「会員のいる地域への全国行脚」「各地の面白い人とご飯を食べて、焚き火をする」と書いていて、我ながらずいぶん具体的だなと思いました。制約の外にある答えは、だいたい本物です。
枝④「なぜ」——深掘りのはしご
最後の枝が、いちばん面白いところです。ここまで書いた枝から気になるものをひとつ選んで、「なんで?」を3回重ねます。
私は「なぜ人が集まる場所を作りたいのか?」を掘りました。
- なんで場所を作りたい? → FIREの話ができなかった自分が、いちばんそういう場所が欲しかったから
- なんで「人が集まる」が大事? → 振り返れば、祭りと部活の人だった。人が集まる場の真ん中にずっといた
- 会社を辞めて失ったものは? → 収入よりも「ゆるい所属」だったのかもしれない
ここまで掘れると、やりたいことが「思いつき」ではなく「自分の歴史の続き」になります。思いつきは3日で冷めますが、歴史の続きは冷めません。
書けないときのコツ3つ
- 全部埋めない。白紙の枝があっていい。空白は「まだ」であって「ない」ではない
- かっこつけない。誰にも見せない前提の正直さで書くくらいがちょうどいい
- 1日で作らない。私のマップも何日かかけて育てたもの。思い出したときに足せばいい
作ったら——ひとりで眺めて終わらせない
最後にいちばん大事なことを。マップは、誰かに見てもらって質問されると倍効きます。
先日、私のコミュニティでメンバーのマップをみんなで囲む会をやりました。「その枝、なんでそこに生えたの?」と質問されるたびに、本人も気づいていなかった根っこが見えてくる。あれはひとりでは絶対に起きないことでした。
マップを作ったら、ぜひ「#わたしのFIND」を付けてXで呟いてみてください。見に行きます。
そして、誰かとじっくり話せる場所がほしくなったら——焚き火、やってます。
そもそも自分がどのタイプか知りたい方は、まず診断からどうぞ。
まとめ:4つの枝で、人生を1枚に
- 原点:夢中だった記憶を「楽しさ」と「やめた理由」まで
- いま:ためしたことを、ハズレも含めて
- これから:手放すものと「全部自由なら?」
- なぜ:気になる枝に「なんで?」を3回
やりたいことは、未来のどこかに落ちているものではなく、あなたの過去に埋まっています。
あなたの原点には、何が埋まっていましたか?
