「人生の正午」を過ぎて分かった。FINDは見つけたら終わりじゃなく、舵を取り続けるもの

41歳。
心理学者のユングが「人生の正午」と呼んだ年齢を、ちょうど過ぎたところでFIREしました。

そして5か月かけて、やりたいことは見つかりました。
人が集まる場所を作ること。FIREの先で迷っている人の役に立つこと。

見つかったら、楽になると思っていました。
でも、楽になりませんでした。
見つけたところから、やっと始まったんです。

いま、私の机には図書館の本が積み上がっています。
人の悩みをどう聞くか。どう問いを返すか。
本田健さんの『自分の才能の見つけ方』、『大好きなことをやって生きよう!』。
3週間で5冊読んで、6冊目です。

やりたいことは見つかった。
でも、「どうやるか」は、まだ分からない。
だから読んでいます。
そして、読みながら気づきました。
「FINDは、見つけたら終わりじゃなく、舵を取り続けるものだ」と。

ゆる山

人生の正午を過ぎたら、午後の舵取りはまた別なんですよね。

目次

FIREは「達成したら終わり」。FINDは「舵を取り続ける」もの

【スクショ挿入:ゴールテープと船の舵を並べたイラスト(alt: FIREは達成したら終わりのゴールテープ、FINDは取り続ける舵)】

FIREには、ゴールがあります。
資産がいくらになったら達成。
達成した日に、目標は消えます。

FINDは、経済的に自立したあとに「新しい方向(New Direction)」を選び直すこと。
こちらには、ゴールがありません。
方向は、一度決めたら終わりではなく、進みながら何度も切り直すもの。
だから私は、FINDを舵だと思っています。

見つけたあとに、私がやっていること

【スクショ挿入:FINDマップ→声に出す→小さく始める→試して直す、の循環図(alt: FINDの舵の回し方——マップを作り、宣言し、小さく始めて、試して直す)】

「で、舵ってどう取るの?」と聞かれたら、私の答えはこの3つです。
理屈ではなく、FIRE前からずっとやってきたことです。

①声に出す。宣言する

やりたいことが見えたら、まず声に出します。
Xで言う。仲間に言う。家族に言う。

すると、2つのことが起きます。
人が集まる。そして、自分が引けなくなる。
できなかったら、ごめんなさいすればいい。それだけです。

小説『成瀬は天下を取りにいく』の主人公、成瀬あかりが、まさにこのスタイルでした。
先に宣言する、するとよくもわるくも周りを巻き込む。
読みながら、ずいぶん共感しました。

ゆる山

頭の中だけでウンウン考えてても景色は変わらりません。
ひと言声にだす。それが最初の一歩だと思います。

②小さく始める。絶対にできることを、15分

続けるために、最初のハードルは思いきり下げます。
絶対にできることを、15分だけ。

イラストの練習も、そうやって始めました。
毎日15分。それだけで、ちゃんと上達しました。
……最後はハマらなかったんですけどね。笑

でも、それでよかったんです。
15分でも続けたからこそ、「上手くなっても、ひとりだと楽しくない」と分かった。
小さく始めるのは、続けるためだけじゃなく、早く判断するためでもあります。

③試す。判断する。直す

試したら、どう感じたかを見る。
続けるか、やめるか、形を変えるかを決める。
そして、FINDマップに戻って、枝を足したり消したりする。

この繰り返しです。
仕事でいう「計画→実行→確認→改善」と、ほとんど同じ。
違うのは、正解が人それぞれだということ。
同じことを試しても、楽しいと感じる人と、そうでない人がいる。
だから、自分で試して、自分で感じるしかないんです。

ゆる山

宣言して、15分やって、感じたことを見る。
それを、ぐるぐる回してるだけです。

何を試すかは、ワクワクで選ぶ

【スクショ挿入:図書館で借りた本の山や、気になって手に取ったものの写真(alt: 舵を回す燃料は好奇心——ワクワクするものから試す)】

「で、何を試せばいいの?」と思った人もいると思います。
私の答えは、ひとつだけです。
ワクワクするものから。

人の役に立つやり方を知りたくて、本を5冊借りたのも。
FINDという言葉を、ドキドキしながら投稿したのも。
イラストを15分ずつ始めたのも。
全部、先に「気になる」があって、そのあとに手が動いています。

私は、好奇心をいちばん大事にしています。
本田健さんの本を読んでいて、才能を見つけるにも、自分らしく好きに生きるにも、入口は同じだと思いました。
どちらも、「なんか気になる」を無視しないことから始まる。

ワクワクしないことを宣言しても、人は集まりません。
ワクワクしないことは、15分も続きません。
だから舵を回す前に、まず自分の「気になる」を拾う。
FINDマップの「いま」の枝は、その置き場所です。

ゆる山

正解を探すより、
気になるほうへ。舵はそっちに切ってます。

NDは、ひとつに絞らなくていい

【スクショ挿入:遊び・家族・仕事の3つの配分を表したイラスト(alt: NDは遊び・家族・仕事の配分で考える)】

私も最初、FINDは「やりたいことを、ひとつ見つけること」だと思っていました。
でも、仲間と話していて、しっくりきた考え方があります。

NDは、遊び・家族・仕事の配分だ、というものです。
どれかひとつを選ぶのではなく、3つのバランスを決める。
家族の比重が大きければ主夫寄りのFIRE。仕事が大きければ経営者寄り。遊びが大きければ旅人寄り。
いろいろなFIREの形は、配分の違いでしかないんです。

今の私の配分

遊び家族仕事
いまの配分352

家族が5。ここが、FIREしていちばん増えたところです。
面白いのはコミュニティの時間で、仕事なのか遊びなのか、自分でもよく分かりません。
そこだけ取り出すと、遊び8・仕事2くらい。
境目は、あいまいでいいんだと思います。

目指しているのは、何かを極めることではなく、心地いい毎日を作ること。
その物差しで、配分を決めています。

配分は、人生の季節で変わる

【スクショ挿入:朝・昼・夕方と移り変わる太陽のイラスト(alt: 人生の正午——40歳前後で、午前と午後の生き方が切り替わる)】

仲間に教えてもらった言葉に、「人生の正午」があります。
ユングの言葉で、40歳前後を人生の正午とし、そこから先の「午後」は、午前と同じ生き方では回らない、という考え方です。

私はいま41歳。ちょうど、正午を過ぎたところです。
午前の私の配分は、仕事8・家族2くらいでした。稼ぐことと、上手くなることに一生懸命だった。
正午をまたいで、仕事の分がそのまま、家族と人のほうに移った。
それが、上の表です。

そして家族の5も、ずっと5ではありません。
子どもは一年ごとに親から離れていきます。
家族の比重が減ったら、その分をどこに回すか。
配分が変わるたびに、舵を切り直す。

それが「舵を取り続ける」ということです。

数字を、舵にしない

【スクショ挿入:いいねの数字より、返信の言葉や人の顔を見るイメージ(alt: 数字を舵にせず、交流の質を見る)】

舵を切るときに、ひとつ決めていることがあります。
数字を、舵にしないことです。

ブログをやっていたころは、毎日PVと収益を見ていました。
数字が上がれば正解、下がれば失敗。
それが、舵の代わりになっていました。

今のXでは、いいねの数を見るのをやめて、返信を読むようにしました。
どんな言葉が返ってきたか。
そこから、実際に会えたり、話せたりする人が増えたか。
そっちのほうが、ずっと嬉しいんです。

目標を持つのは、悪いことではありません。
でも、達成する必要はないと思っています。
仲間との話で出た「目標は、3割進んだら見直していい」という言葉が、私にはしっくりきました。
進んでみて分かることがあるから、そのとき舵を切り直せばいい。

私が実際に切った舵

【スクショ挿入:Xのプロフィールの変遷や、以前の固定ポストと今の固定ポストの比較など(alt: ブログの先生からFIRE後の本音へ、発信の舵を切った記録)】

この半年で、私が切った舵を正直に書いておきます。

  1. 発信を、ブログの先生としての話から、FIRE後の本音へ切った。これが最初の舵でした
  2. 看板から「伴走」を外した。ブログ添削のように、ひとりに深く付く形を最初は考えていた。でも本当にやりたかったのは、ゆるく何人かでたき火を囲むことだった

そして、いちばん正直なところを書きます。
コミュニティを作ったいちばんの理由は、私自身が、居場所がほしかったからです。

FINDとコミュニティが同じ時期に動きはじめたので、ひとつの計画に見えるかもしれません。
でも、根っこは「ひとりがしんどかった」でした。
FINDを広めたい、は、そのあとに降ってきたものです。

ゆる山

順番が逆に見えるかもしれませんが、
本音はこっちです。

まとめ:見つけたところから、始まる

【スクショ挿入:海の上で舵を握り、次の方向を見ているイラスト(alt: FINDは見つけたら終わりじゃなく、舵を取り続けるもの)】

FIREは、達成したら終わり。
FINDは、見つけたところから始まって、舵を取り続けるものです。
声に出して、小さく始めて、試して直す。
配分が変わったら、切り直す。

6冊目を読み終えても、たぶん「人の役に立つやり方」は、まだ分からないままだと思います。
だから、分からないまま、ここで宣言しておきます。

FINDマップを、みんなで作るオフ会をやります。
時期も場所も、まだ決まっていません。
でも、声に出したので、もう引けません。
できなかったら、ごめんなさいします。笑

それが今の、私の舵の向きです。

ゆる山

舵は、ひとりで握るより、
みんなで地図を見ながらのほうが楽しいです。

この記事を書いた人

40代男性2児の父。FIRE達成。投資や節約を中心に発信しています。

趣味:将棋(ウォーズ初段)
中高:吹奏楽部(トロンボーン)
大学:バンドマン(ドラム)
お酒好きですが弱いです。

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「ゆる山」「だら太郎」好きによんでください^^

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